校長ブログ

principal

 夏休みも終わり生徒は元気に登校してきています。夏休み中は柔道高校総体が郡山で行われました。団体戦は初出場で個人戦も3階級出場できて、かつてない大会となりました。結果は団体戦が3回戦、60㎏級武岡君は3位、81㎏級の白石君と100㎏超級の山本君はともに5位という成績を収めました。また、9月7日に入ってきたニュースでは、嘉納治五郎記念ウラジオストク日露ジュニア交流柔道大会において、60㎏級で上領君が優勝、卒業生の島田君も73㎏級で優勝しています。

 先生方は8月25日から出勤で、26日の高校オープンキャンパス、30日・31日の校内研修会を実施し、9月1日を迎えています。26日のオープンキャンパスには大勢の受験生や保護者の方においでいただきありがとうございました。これまでの説明会で出された質問等についてはホームページに質問内容と回答を掲示したいと思っています。

 校内研修会は、①ストレスチェック、②特別な支援を必要とする生徒・保護者への対応、③授業報告会、④探究授業視察会報告と大変盛沢山でした。

 特に②では、本校カウンセラーから特別支援教育ガイドラインの作成についての提案があり、学校全体が組織的に支援体制を整え共通した対応が求められていることが強調されました。今回は保護者対応の一環として、発達障害の診断があり、保護者からも申し出があった場合について、ワークシートをもとに3人一組で教師役・保護者役・その判定者に分かれてロールプレイを実践しました。若い先生方もベテランの先生方も一緒になって真剣にロールプレイを実践している姿はなんともさわやかでした。これまでも校内の特別支援委員会は定期的に開催してきましたが、支援体制を一層しっかりしたものにしていきたいと思います。こうした取り組みが特別な支援を必要としない生徒たちの指導にも大いに役立つものと確信しています。

 また③では、昨年に引き続いて5教科からタブレットを使って、ICT機器活用の実践例やアクティブ・ラーニング型の授業展開等々が報告されました。全員の先生の取り組みを動画で流す教科もあれば特定の何人かを載せて、取り組んでいる重点を報告する教科もありました。昨年はいろいろ問題点も指摘されましたが、まだまだ課題はあっても今年は順調に進んでいるように感じます。

 さらに④では、すでに7月に報告させていただきましたが、「探究総合」授業プロジェクトチームを6月に発足させ、京都市立堀川高校、富山県立富山高校、福島県立福島高校に視察に行った時の報告会です。事前にお願いの電話をさせていただいた時、校長先生から「お宅の学校のホームページ見させてもらった。いいんじゃないの。ウェルカムだよ。」と言われ、心強く思ったものでした。視察結果の報告は、「あまりの違いに言葉を失った」と表現されていたように、その実践や生徒観・教育観の違いに驚嘆したことと思います。学んできたものを今後どう生かしていくか、まさに探究コースが求める精神に則り、これから具現していこうと思います。