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令和5年度が終了するわけですが、この1年間を振り返って、自分にとってどの様な1年間だったでしょうか。身の回りに起こったことすべてに意味があります。すべてにおいて、真剣に取り組むことができたかどうか、取り組む姿勢が向上したかどうかが大切です。

「努力は必ず報われるる」「努力は嘘をつかない」などという言葉がありますが、実際のところどうなのでしょうか。「いくら努力しても結果がでない」とか「こんなことをしても意味がない」と思ってしまうことも多いのではないでしょうか。
しかし、私は、努力したことによって得られることは「上手くいく」「勉強になる」の2択であると思っています。努力の結果、成功できるのはほんの数%であり、大半は上手くいかないものです。その上手くいかないことをどのように生かしていくが分かれ目となります。「努力しても上手くいかないじゃないか」と嘆くのではなく、「どう改善すべきなのか」と考えることで「勉強になり」努力に意味があることになります。

 克己心という言葉があります。己に克つ心ですね。これも、常に己と戦い続けて打ち勝たなければならないということではありません。日々、自分にできる努力を実践し続け、一歩一歩積み重ねていくことです。決して先送りにせず、目の前のことに真剣に取り組んでいく姿勢を身に着けることで克己心が備わってくるということです。

 令和6年度のスタートに向けて、一人ひとりが努力することの意味を理解し、克己心に溢れた学校生活を送れるように準備して臨んでほしいと願っています。

令和6年3月22日
校長 井上 実