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令和6年度、新たな学年において、それぞれの目標にむかって気持ちも引き締まって今日を迎えていることと思います。気持ちを入れるということは、非常に大切なことですね。

鉛筆のような人になれという話を聴いたことがありますか?
鉛筆は真ん中に芯があり、周りに【木を使って】います。つまり、「強い芯をもち、周りには【気を遣える】人になりましょう」ということです。
さらに、鉛筆は身を削って役に立ちます。「自分の労力を惜しまず人の役に立つ努力をしましょう」という意味でもあります。
また、芯の硬さも色々とあり、必要に応じて使い分ける柔軟さも備えています。

これから新学期を迎えるにあたって、

「今を大切に」「思い切りよく」「最後までやり通す」

という3つの言葉を送ります。

今に集中し、コツコツと積み重ねることはが成果に繋がります。過去は変えられませんが、今が未来をつくり、今の在り方で未来は変えることができます。

皆さんは、勉強することとゲームをすることのどちらを選択しますか。人間は皆、楽な方を選択するでしょう。私たち大人も例外ではないと思います。しかし、伸び盛りの今、皆さんは「狭き門より入る」べきです。嫌なことから実行するということです。その努力が他者から評価されて結果的に自分の徳を積むことになります。嫌なことから好きなことにうつることはできますが、好きなことから嫌なことに移行することは難しいですよね。今を大切にして自分を磨いていくことが「志」の達成に繋がります。

思い切りよくというのは、失敗を恐れず挑戦するということです。中学、高校時代は失敗できる時期です。何かに挑戦すれば、必ず失敗がつきものです。その失敗が勉強になるということです。将来、後悔することがあるとすれば、やって失敗することよりもやらなかったことの方がはるかに多いのです。そして、最後までやり通さなければ結果は出ません。自分を信じて最後までやり通しましょう。

人間にはそれぞれ能力等の差はありますが、持っている力を全部出せるかどうかはその人次第です。70の力であっても、そのすべてを出し切れれば、100の力のうちの60しか出せない人に勝つことができます。努力を重ねていけば必ずチャンスは生まれます。そのように自分を少しでも成長させていくことが重要です。だからこそ、自分との戦いであるということです。

鉛筆のように木を使う。気には気配りという意味と、気持ち(パッション)を入れて頑張るという意味もあるでしょう。
一人一人が鉛筆のように柔軟な芯をもち、芯をささえるために気持ちをもってチャレンジする1年間になるように、お互いに頑張っていきましょう。

令和6年4月6日
校長 井上 実