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2学期が始まりました。
嫌ですよね。恐らく。みんな今日来るのすごく嫌だったんじゃないかな。
私も正直言うと嫌です。やっぱり休みの方がいいので(笑)。
休みは、自分のペースで過ごせてしまうから、どうしても休みが長いと、休みの習慣がついてしまうのだなと思いいます。でも、2学期が始まりました。始まれば終わります。これはもう常です。自然の道理です。逆に言えば、始まらなければ終わりません。始まったということは、その一歩というのはすごく意味があるのです。

今、みなさんの代表が表彰を受けました。夏休みに自分なりに一つのことを打ち込んで、その結果を得られた人もいる、得られなかった人もいる、大事なことは一生懸命頑張ったかどうかだと思います。
高校3年生は最後の夏休みとして大学受験に向けて恐らくすごく頑張って、今も頑張っていると思います。顔つきに出ています、きりりとしまった顔つきをして登校してくれています。結果はすぐには出ず、来年の3月に最終的な結果が出てきます。頑張ったという自信があれば、その結果は必ず付いてきます。頑張るということを積み上げていくと、それは自信にと育っていきます。
建学の精神である「質実剛健・有為敢闘」。足立学園はこの2つの言葉を柱として90年ずっとやってきています。「質実剛健」嫌なことでも何でも、乗り越えていく強い力が必要である。例えば、まさに今日9月2日始業式、登校するのが嫌かもしれないけれども、頑張って乗り越えていこうという励みになる言葉でもあると思います。

2学期は高校3年生にとっては、推薦・指定校推薦の時期がやってまいりました。いろいろ思いはあるでしょうが、全力であたってください。もしうまくいかなくても、その結果については真摯に受け止め、更に次のステージにへと上がっていけばいいのです。みんなで応援しましょう。3年生の大学受験を。思い切ってやれるように。そして悔いが残らないよう。
中学3年生は、11月に修学旅行があります。これも自分の成長のためには大きな行事です。是非、活かしてください全体的に言えば、即、体育祭・学園祭と行事が波状攻撃のように訪れてきます。高校3年生にとっては若干大変かもしれませんが、これも一つの思い出として全力で取り組んで、10年後、20年後、あんなこともあったよなと言えれば、大きなプラスになると思います。全てのことに全力で取り組む。これは非常に大事なことです。
クラブ活動だけではなく、授業が始まれば、授業にも真剣に取り組んでください。

1学期の終わりに皆さんに「一隅を照らす」という話をしました。
自分の照らすべき一隅は、この夏休みに見つけることができたでしょうか。
そう簡単には見つからない、当然です。でも、そういう意識をしていれば、必ず見つかってきます。
必ず道は開けてきます。その照らすべき一隅に向けて毎日毎日努力を積み重ねていく、これが足立健児です。
私はそう思っています。やればできます。これだけのことをやったんだから大丈夫なのです。自分は尊いのです。自分はダメな人間なんかじゃないのです。「自信・自負心・自尊心・自己肯定感」この4つをかかげてしっかりと2学期歩んでいってほしいと思っています。

ジョン・F・ケネディ、アメリカ第35代の大統領は「国が、君たち国民に何かをしてくれるのではない。国民が国に何ができるのかが問題だ」と言いました。これは聞きようによると、国の責任を放棄しているようにも聞こえます。しかしそれは、国民を奮起させるために、国民の気持ちを引き上げるため言った言葉だと私は思います。国の人々が、一人ひとりが、ここにいる1404人が、一人ひとり自分は国のために何かを成すべきか、いわゆる志を持って臨んでいければ、この国の未来は明るいものになると思います。単に足立学園がという小さな話ではありません。君たちは、この少子化の中で、大切な若者なのです。その大切な若者一人ひとりが、自分の意思を持って、自分の信念を持って、自分の志を持って将来に突き進んでいってもらいたい、これが私の願いです。どうか、一人ひとり、一隅でいい、小さな場所でいい、小さな志でいい、持ってそれを達成するために頑張ってもらいたいのです。

充実した2学期になるように、約3か月半、みんなで頑張っていきましょう。
そして大学進学を迎えている高校3年生をみんなで盛り上げていきましょう。
これが私の思う2学期の理想像です。是非賛同していただければ、協力してください。

頑張っていきましょう。

令和元年9月2日
校長 井上 実