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この1学期、皆さんは有意義な日々を過ごすことができたでしょうか。勿論、上手くいったこともあれば、そうではないことも沢山あったことと思います。しかし、苦労したことが、実は人間の成長にとって、とても大切なことだと思います。昔から「若いうちの苦労は、買ってでもせよ」と言われるように、苦労して苦労して、それを乗り越える努力をすることが大切です。挑戦とはそういうことです。運動部において、自分達より強い相手に挑んで、苦労して勝利するからこそ、達成感や充実感が味わえるでしょう。勉強においても、解けそうにない難問に挑んで、解決の糸口にたどり着けたときに、言葉につくせないような喜びを感じることができます。困難から逃げずに、そういう喜びを求めて、果敢に挑戦していってほしいと願っています。

本日、1学期終業式はオンラインでの実施となりました。新型コロナウイルスの蔓延から既に3年、この間に、いまだに生活様式を戻すことができていません。はじめはオンラインによる集会に違和感がありましたが、いつしか当たり前のように感じられてしまっています。一堂に会しての終業式、オンラインによる終業式、どちらも一長一短がありますが、オンラインになってから、皆さんは校歌を歌う、聞くことが激減しています。本校の校歌は、93年の歴史、伝統の詰まったものであり、是非、皆さんにも理解していただきたいと思います。

『筑波の高嶺を軒間に仰ぎ、進みて弛まぬ健児の歩み。高き理想、輝く希望、いざや登らん嶺の極み』
筑波の山の上に、自分の理想を置き、そこに向かって強く歩んでいこう。

『図南の鳳翼、今こそ振るえ』
荘子の言葉を引用している一節ですが、遠い所、未知の世界に向かって、大きな翼で羽ばたいて行き、志をもって貢献せよという意味です。

質実剛健・有為敢闘を表す歌詞となっています。歌う機会がなくなっていますが、皆さんの心の中に、脈々と流れていることと信じています。

この1学期にできなかったことは、夏休みを使って取返し、2学期に飛躍していきましょう。
皆さんなら、絶対大丈夫です。

令和4年7月20日
校長 井上 実