今回は、高2の個人探究のようすをご紹介します。
高2A 佐藤 駿 くん
「日本における少子高齢化問題について」をテーマに探究活動をしています。
このテーマを選択した背景には、日本のGDPがここ数年増えていないのは、
少子高齢化が原因ではという疑念を持ったことです。
このテーマを探求していくうちに、
少子高齢化は実は社会のいろいろなところに重大な問題を起こしそうな要因が多分にあるにも関わらず、
自分も含めて、そのことをどこか他人事のように考えている人が大勢いる現状は、
危険なのではないかと思いました。
このテーマを通じて、少子高齢化を自分のこととして真剣に考えてもらいたいと考えています。
副次的なものですが、探究活動での発表活動を通じて自己表現力のレベルアップを感じています。
高2C 佐藤 碧 くん
「古典力学の歴史からみた科学と哲学の分野」を研究しています。
歴史と高校に進学して学び始めた物理が好きになり、
一見学問の分野として結びつかなさそうに思えることも、
様々な視点を持って多角的に学問を見てみると様々に影響し合っていることがわかり、
物事の見方が先鋭化してくるようになりました。
このテーマを通じて感じたことと伝えたいことは、科学を絶対と思ってほしくないことと、
科学哲学と科学史にも目を向けてほしいということです。
高2C 石川 翔真 くん
テーマは「地域別の犯罪に合わせた解決策」です。
日々のニュースなどの情報の中、犯罪は世界中で発生しています。
しかし、犯罪の形態は様々なので、地域背景と併せてどのような犯罪傾向があり、
まとめてみたいと考えました。
日本とアメリカの犯罪を比較してみると、
日本は手口が巧妙になる一方で、アメリカは銃社会が根底にあり、
銃犯罪のような暴力的な犯行が多いことが分かりました。
この研究を通じて人間のみが犯罪を行うことができ、
人間としてやっていいことと悪いことの区別を設けないといけないということを
伝えたいです。
3学期に入り、個人探究もいよいよ佳境となりました。
論文の完成が楽しみです!