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学校生活が新型コロナウイルス禍中のため、多大な制約を強いた形となりました。しかし、その様な状況下において皆さんは粛々と学校生活を実践してくれました。心より御礼申し上げます。そして、お疲れ様でした。

 ただ今、クラブ活動の結果に対して表彰をいたしましたが、それぞれに日頃からの努力の成果であると思います。結果も素晴らしいのですが、そこに至るまでの過程が大切です。日々たゆまぬ努力を積み重ねての結果だと思います。負けてしまったクラブの皆さんも、過程における努力に胸を張って自信を持ってください。

先日、高校野球の試合に応援に行ってきました。序盤こそ乱れてしまいましたが、チーム一丸となって立て直し、後半は互角以上の展開をしていました。私は、その、全力の姿に感動し、本校の選手たちを誇りに思いました。
全てのクラブ部員の皆さん、結果も大切ですが、それよりも日々の生活や目標に向かう努力を大切にして下さい。部員である前に足立学園の生徒であり、クラスの一員です。練習や活動以前に授業や学校行事があります。周囲に協力をし、競技や活動以外のことに、主体的に取り組み、仲間から信頼され、心から応援される部活動になってくれたらと願っています。

3年生の皆さんの中には、部活動を引退し、受験に向けてシフトチェンジしている人も多いかと思います。積み重ねてきたことを、如何なく発揮し悔いが残らないように、この夏休みを有効に使ってください。

松下幸之助さんの言葉に「知識は道具です。使う皆さんが立派になってこないと、どんなに良い道具を持っていても意味がない。だから人間性を磨きなさい」というものがあります。何のために学ぶのかを考えさせられる言葉ですね。皆さんは未来の社会にとって必要不可欠な人財です。一人ひとり、あなたがいなければ、周りが困る存在です。それを自覚して世のため人のために、人類貢献、社会貢献するべく頑張ってください。
孔子の言葉に「これを行う者、これを好む者に然かず これを好む者これを楽しむ者に然かず」とあります。何事も楽しむ、つまりは充実感をもって主体的に取り組むことが重要です。

夏休みになりますが、熱中症、新型コロナウイルスなどには十分に気をつけて、充実感のある生活をして下さい。2学期に元気な姿で再会しましょう。

最後に卒業生の活躍を紹介します。平成10年度卒業の高橋和樹さんですが、現役時代に柔道の練習中に首に大けがを負い、半身不随となってしまいました。その後、リハビリに努力し、多少は回復しましたが、車椅子生活を余儀なくされています。その様な中、努力を積み重ね、パラリンピックボッチャ協議の日本代表に選ばれ、東京2020パラリンピックに出場します。全校をあげて応援していきましょう。

令和3年7月20日
校長 井上 実