今日は足立学園の創立記念日です。
1929年5月4日、地元の有志の方々の志で創立されました。
建学の理念である校訓は、「質実剛健 有為敢闘」。
誠実でたくましく、世のため人のために活躍できる人財(人材)育成です。
96年経った今もその理念は受け継がれています。
いつの時代も、足立学園を卒業したOBが、その理念を忘れずに活躍してくれていることは、大変嬉しいです。
そんなOBのうちの1人を紹介します。
高嶋泰靖さん(2016年3月卒)からコメントをいただきました。
高嶋さんは、JICA海外協力隊員として現在ボツワナに赴任中です。
【現在のお仕事について】
ボツワナの首都ハボロネの西に隣接するモホディツアネ・タマハ県の県庁にある家政科に所属し、貧困撲滅プロジェクトや企業支援プロジェクトに携わっています。現在はまだ前任者の活動を引き継いでいる段階ですが、来月からは幼稚園にて児童を対象に数字教育(算数の基礎)を行う予定です。
写真は、企業支援プロジェクトの一環で山羊の買い付けに行った際のものと、「レテイシ」と呼ばれる伝統的な布で作られたコースターの販促を行った際の様子です。
【現在の進路を選んだ理由】
もともと国際協力に強い関心があったわけではありませんが、社会人として働く中で、SDGsをマーケティング戦略として扱う機会が増えたことをきっかけに、徐々に関心を持つようになりました。日本の恵まれた環境に“たまたま生まれ落ちただけ”であるという事実に疑問を抱くようになり、自分の目で貧困地域の現状を見てみたいという思いから、JICA海外協力隊に参加しました。
【足立学園で得たもの、後輩へのアドバイス】
足立学園では、一生の宝となるかけがえのない友人たちに出会うことができました。高校時代の自分には、まさか将来ボツワナに行くことになるなんて想像もできませんでした(そもそもボツワナという国の存在も知りませんでした、笑)。
人生は何がきっかけで変わるか分かりません。ぜひ皆さんには、広い視野を持ち、チャレンジする心を忘れず、自分の夢に向かって進んでいってほしいです。