中学校

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12月20日(火)の2限・3限の理科の授業で東京電機大学の3名の先生方に出張授業を実施していただきました。
a. 小さな微生物の大きな力、で環境を守る(理工学部生命科学系 椎葉 究 特定教授)
普段目にすることのない微生物、その分類や人々の生活との関わりについて学びました。善玉菌や悪玉菌、カーボンニュートラル、バイオエネルギーなど聞き覚えのある言葉もありましたが、ヒトの腸内にはヒトの細胞の数以上の微生物が存在していること、土壌の汚染物質を分解する微生物や石油を生成できる微生物がいることなどを知り、驚きました。微生物のもつ可能性をもっと知りたいと思いました。

b. 電車を動かそう!(工学部電気電子工学科 渡邉 翔一郎 准教授)
電車をよりエコに動かすには?電車のブレーキには2種類あり、その1つの回生エブレーキは速度を落とすときに出る余分なエネルギーを空調や電気に使用しながら速度を落とすというエコな技術です。そしてよりエコな運転をするための支援システムが運転席に設置されていることも知りました。電車に乗ったら是非運転席を見てみましょう。そして、よく耳で音を聞いてみましょう。いろいろな気づきがあるかもしれません。

c. 「文系」と「理系」のあいだー科学の力で歴史を解き明かすー(大学院工学研究科物質工学専攻 阿部 善也 助教授)
文系の学問である考古学を科学的なアプローチで研究していく「考古科学」について学びました。遺跡や遺物の見た目からではわからないことが、X線を用いることで分析できるとうになります。なぜヨーロッパのものが日本から出土するのかなど、人類のこれまでの営みを知るうえでとても興味深い内容を知ることができました。