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  3. 第71回足立学園高等学校卒業証書授与式 式辞

2019.03.02

第71回足立学園高等学校卒業証書授与式 式辞

春とはいえ、冷え込む日も少なくありませんが、日増しに暖かい日差しを感じられるようになりました。この早春の良き日に、初鹿野理事長を初めとする学園役員の先生方、寺内前校長、同窓会・PTA役員の皆様方、並びに多数の保護者・ご家族の皆様方のご臨席を賜り、足立学園高等学校第71回の卒業証書授与式を挙行できますことを、心より御礼申し上げます。

さて、ただ今卒業証書を授与いたしました364名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。今、新しい世界に足を踏み出そうと皆さんの心の中には、この3年間の色々な思い出が去就していることと思います。
1年次の西湖一周マラソン、2年次の修学旅行、3年次の体育祭での団結の強さなど、学業やクラブ活動だけではなく数々の経験を積み人間力を培ってきたことと思います。そうした力の大きさは時間がたつにつれて実感できると思います。

「卒業」とは足立学園という学び舎で、皆さんが何を学び、どのような人格に成長していったのかを次のステージにおいて示していくことを意味します。また、学校にとっては、その教育を通して、いかなる人材を育成し社会に輩出したのかという責任が問われることでもあります。
私は日頃より皆さんに「夢なき者に成功なし」と吉田松陰の言葉を借りて伝えています。この場合の「夢」とは単に自分の幸せのみを求める夢ではありません。例え小さな事であろうとも、世のため人のためにという思いを持ち、その夢の達成のために自分の人生をかける覚悟をもった夢、すなわち「志」の事なのです。
「志を立てて、以って万事の源と為す」というように、志を立てることができれば、おのずと何を成すべきかが分かってきます。シンギュラリティ時代に人間としての真の生きがいとは何か。人間ならではの活躍とはいかなるものかを探究するために、志をたてて困難や試練に対し果敢に挑戦していってほしいと願っています。

また、「卒業」とは、皆さんに生涯の友人をもたらすことを忘れないで下さい。本日この瞬間より、皆さんは足立学園同窓会の一員として、生涯の友として生きていくことになります。いかなる試練や困難に出会っても、その苦しみを分かち合い、勇気と希望を与えてくれる友がいるのです。互いに尊敬しあい、助け合い太くて長い絆を構築していってください。
本校は今年、創立90周年を迎えます。3万有余名の卒業生の一員として、自信、自尊心、自負心、自己肯定感をもって堅実にさらなる成長を目指し歩んで行ってください。

最後に保護者の皆様方、ご子息のご卒業を心よりお祝い申し上げます。皆様方にはこの三年間、本校の教育活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

最後にもう一度、

「夢なき者に成功なし、志を立てて挑戦せよ 足立健児よ」

とエールを送り式辞とさせていただきます。

平成31年3月2日

足立学園高等学校
校長 井上 実