校長ブログ

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この度、第16代の校長を拝命いたしました。微力ながら前校長の手掛けられた改革をより一層推進し、生徒の成長を第一に考え、職責を果たしてまいる所存でおります。

「山は樹を以て茂り、国は人を以て盛なり」という言葉があります。山に樹が茂るように国は人で栄えるという意味です。どんなに広大な国土を有する国でも、そこに生活する人々が幸せでなければ良い国とは言えません。つまり、国とは人がつくるものであり人そのものであるということになります。国を学校に置き換えてみると、学校とはまさに生徒そのものということになります。生徒が充実感、自己肯定感をもち、生き生きと生活できる学校にしていきたいと思っています。その為に私たち教職員一同は、主体である生徒達の夢を叶えるべく全力でバックアップしなければなりません。

生徒達には、始業式で「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に成功なし、故に夢なき者に成功なし」という言葉をかりて、夢や理想をしっかりともち、それに向かって計画的に努力していこうと話しました。本校の生徒達は、そうした力を持っていると確信しています。

私の掲げる生徒第一主義とは、何でも生徒の好き勝手にするという意味ではありません。生徒の夢を叶えるために、徹底的にサポートするという意味です。面倒見の良さとは「何から何まで面倒みる」ということではなく、生徒が「自分で成すべきことを自分で出来るように最後まで諦めずに、とことん指導する」ということです。今後、熱い気持ちの教員集団を形成し、束になって「生徒たちの夢を叶える」ために全力で取り組んでまいります。

                         井上 実