校長ブログ

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ゴールデン・ウィークも終わり本格的な五月晴れの続く気候になりました。今回は中学強歩大会と高校1年校外授業についてお知らせしようと思い、発信が遅れてしまいました。

4月30日には中学全体で恒例の強歩大会で、葛西臨海公園まで往復の30㎞を歩きました。今回で強歩大会は25年目を迎えましたが、生徒実行委員長のあいさつの中にあった「みんな3時半にかえって来よう」という檄に後押しされたのか、最終の生徒でも予定より1時間早く到着しました。生徒たちに声をかけてみると、とても元気でさわやかな笑顔が返ってきました。先生方もとってもすがすがしい笑顔をしてました。そのさわやかな笑顔こそが「今年の強歩大会は例年以上に大成功」ということを物語っているだろうと思います。

5月1・2日は高校1年の校外授業で、福島県に行ってきました。中入生は喜多方市でグリーンツーリズムの協力を得て農作業・農泊体験、高入生は休暇村裏磐梯に宿泊し、震災講話と飯盒炊爨、五色沼のトレッキングを実施しました。中入生が開村式を行う押切川体育館では福島民友新聞社の取材を受けました。

一方裏磐梯はまだまだ道路の脇に雪が残り、例年より寒くて飯盒炊爨に取り組む水はさぞや冷たかったろうと思われます。生徒たちはそれぞれの班に分かれて飯盒炊爨に取り組んでいましたが、全ての炊事場を見学したところで私は喜多方市に戻りました。その後の飯盒炊爨の取り組みは大変時間がかかってしまったようで、来年度に向けては改善すべきところがあったようです。翌日は好天に恵まれ、ガイドさんの説明もあって五色沼の美しさが眩しいくらいの景色だったと聞いています。

喜多方は少々涼しい風に吹かれ、遠くに雪を被った山々を眺めながら、朝から農家を回り、生徒たちの農作業の様子を見るとともに各農家に挨拶をして歩きました。生徒の反応はどうであったか心配でしたが、だいぶ大事に扱っていただいたようで、うれしそうな顔が目立ちました。「てきぱきとやってくれるので本当に助かりました」という声をあちこちからいただきました。私は、日本の農業が抱えている課題もしっかり話して欲しかったんですけど…、と農家の方に声かけてみたら、「俺は元農業高校の校長だったんだよ。そんな話はしっかりしてあるから大丈夫」と言われ、安心しました。

生徒達からどんな作文が出てくるのか楽しみです。

29高1校外授業②